Renovation 1

余計なもの、過剰なものは排除してつくりあげた空間には、Oさん自身のものづくりに対する考え方が表れている
FUKUOKA Renovation Works
Case.01
初めてお伺いさせていただいた時、一番に感じたのが「構造美」でした。この建築を永きに渡り支え続けて来た柱や梁は「時間」により変化し、そしてこの場所で存在意味を持つようになりました。
これからもずっと、この場所に居続けられるように、私たちが何が出来るかを考えた上のご提案になりました。
「時間」が醸し出す重厚感。言葉で表しきれない空間に仕上がっています。皆さんも是非一度ご体感ください。
できるだけ手を加えずに残す
新しいものは古いものになじませたい
「時間軸」を感じさせる素材の選択
見た目に影響しないように構造を補強
余計なもの、過剰なものは排除してつくりあげた空間には、Oさん自身のものづくりに対する考え方が表れている
建具の仕上げには天然ハーブの成分を使った保護剤を塗布。 緑がかったグレーの古ぼけた風合いが空間に馴染む
明かりとりに天窓をつくった。窓枠は古い足場材でつくって、新しさが目立たないように気を配った
外壁は銅板で覆った。緑青による外観の変化が楽しみ
展示会で使ったリースを独自にアレンジしてランプシェードに。
感覚が研ぎ澄まされていくことを感じる空間
窓も網戸も木枠からつくりあげた
悠久の時を感じる「天然石」のアクセサリー
■住所 | 福岡県宮若市 |
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■邸名 | O様アトリエ |
■リフォーム面積 | 91.0 |
■間取り | 1room |
■築年数 | 築90年 |
■種別 | 木造平屋建て |
■家族構成 |